こんにちは( ^ω^ )みと助です。
この一週間雪が降ったり、20℃を超えたり、とんでもない強風だったり、とんでもない天気が続きました。
そしていよいよ始まりました。花粉症。苦しんでいる方も多いことと思います。夜も寝苦しい時期が来たかと思うとげんなりしますが…。暖かい春に出かけないのも勿体ない!気力で外に行こうと思います。
この塩尻散歩のときはまだ花粉症が発症しておらず気持ちよかったなあ!
そんな散歩の最終回。
今回もお付き合いお願いします(*^-^*)
山から下りて北国街道をぶらぶら。
東福寺で犬に吠えられながら花を観賞。
前回の上塩尻神社から下りていきます。
階段は非常に急!
太郎山山系には多くの神社があります。山岳信仰が盛んな山だったのでしょうか?
山肌にあるから当たり前ですが、急な階段を登っていくところが多いです。秋和鉱泉のところにある神社なんて相当登らなくちゃいけないのが一目瞭然。近々そちらにも行ってみたいと思いますが。
運動不足で気軽に行こうとすると痛い目を見ることになりそうです。
山から下りると民家の細い道。タイムスリップしたような街並みがお目見え。
階段を降り、少し歩くと家々の間の道に出ます。
そこは北国街道の余韻を、今なお、色濃く残すような街並みです。もちろん新しい家もあるのですが、蔵のある立派な家々が目に入ってきます。
座摩神社が「養蚕の神様」を祀っていることからも分かる通り、ここ塩尻は養蚕で栄えた街です。多くの家で蚕を飼い、蚕の幼虫を育てて売る種屋も数多くありました。また、山肌の畑は桑畑で、大きな背負子(しょいこ)を背負って桑の葉を採りに行ったそうです。
斜面が急なので、桑の葉が入った重い背負子が足に当たり、傷を作りながら毎日山に登ったという話を聞きました。
塩尻では質が良い桑の葉が採れたのか、ある女性は「今の上田公園の辺りから塩尻まで桑の葉を採りに行った」という話も伺えました。昔の上田ではどれだけ養蚕が盛んで、蚕が大事にされているのか分かる逸話です。
何しろ蚕は人間よりもいい生活をしていたと多くの人が話しているほどです(笑)
話しは戻って、そういったいわれのある塩尻ですから、養蚕をしていた家は一律に大きく、立派な家です。
北国街道のメインロード。
先ほどの道を抜けると、少し道路が広くなるところに出ます。
ここがメインの北国街道。メインと言っても車でのすれ違いはできないほどの狭さ。
車で通る際は譲り合いでお願いします。
いい感じに水が流れている。蔦の蔓延る塀がいい雰囲気を醸し出す。
何かよく分からない細長い建物が出現。
奥の電柱がたくさん立っているあたりを左に行くと今回目指す東福寺。
看板が渋い。
北国街道のメインロードから外れ、一路左へ。
特に看板が出ているわけではありませんが、こちらに向かうと東福寺に行けます。奥は行き止まりになっていますし、個人宅が多いので、車で行くのは避けた方がよさそうです。
ここまで来たら鋭角に左に行きます。
うえだんじょん恒例見ずらい写真。見えやすいよう加工してこれとか…。
東福寺に到着しました。上塩尻神社から10分程度です。僕は街並みに感動したり、写真を撮りながら歩いてきたので20分以上かかっています。多分初めて行くときは僕と同じようにゆっくり歩くことになるかと思いますよ!
親切に手すりが。綺麗な手すりに見えますが、作られてから10年以上経っているようです。
綺麗に使われていますね。
階段中間にあるお地蔵様。道祖神か?
いけないと分かっていても布の中が気になってしまうのは男の性というやつか。
こちらが東福寺になります。
あまり広くないですが、手入れが行き届いてとても清潔な印象。
隣は住職さんの家になっていると思うのですが、そこのワンちゃんがめっちゃ吠えてきます(笑)尋常じゃない吠えっぷりで、立ち去るまでずっとでした!腹黒さを見抜かれていたに違いありません。
そういえばお賽銭箱の上には監視カメラがありました。そしてセコムの文字が。
時代だな~なんて思いながら見ていると同時に、賽銭泥棒でもあったのかと勘ぐってしまいました。
この東福寺では目についたものが2つほどありました。
1つはきれいな花々。
梅の花は今年初めて見ることができました。さっきの駐車場からそれほど場所は変わらないのにこちらは咲いています。確かに日差しが暖かい。いい香りも漂っていました。
梅の根元には水仙が顔を出していました。まだ蕾が硬かったですが、これが咲くころは梅も満開のころ。薄いピンクと真っ黄色のコントラストはさぞ美しい事でしょう。
もう一つ目についたのはある看板です。
こわあっ!!
きっと過去に落雷にあったことがあるのでしょう。
ここに限らず天候が悪いときは気を付けなければいけませんね。
散歩も終わり。
石垣コレクションをご覧あれ。
東福寺から、あとは駐車場に戻るのみです。
ただ歩けば10分とかからないですが、例によってゆっくり街並みを見ながら歩きます。
塩尻は東西に歩く分には平坦ですが、南北は山が近づくにつれて勾配が急になっていきます。
そこで目に付くのは石垣。石垣を組んで平たんにすることで立派な家ができているようです。
実に狭い道!しかし、軽自動車が通っていました。
瓦屋根が美しい。
綺麗に角がそろえられた石垣。いったいどれだけの時間と労力がかかって出来上がったのだろうか。
ここまで来るのに多くの石垣を目にしました。見る人が見ればいつの時代とか、石の積み方とかが分かるのでしょう。僕はそこら辺の知識を全く持ち合わせていませんのですが、ただただ感心しながら眺めていました。
数多くの塩尻の石垣から一部を抜粋してご紹介します。
この辺までが座摩神社までの物。2枚目は石垣というより石垣風かな?
下の4枚は北国街道のもの。それぞれ色合いや石の種類がちがうのかな?
石垣にはロマンを感じます。
歴史や作る人の苦労、人の営みなんかが詰まっていて、今につながっているのだと感じました。
さあ、駐車場に向かいます。
もうムスカリが出ていました。綺麗だけどかなり増えてしますとか。
この階段から行けば座摩神社の正面から入ることができます。
…延々と登ることになるようです。
相撲の文字が!座摩神社にあった土俵と関係があるのかな?何気に映り込んでいる石垣もなかなか。
正味2時間弱で駐車場まで戻ってきました!充実の散歩でした!
なかなか塩尻を訪れることはないかもしれませんが、信州上田の知らない発見が多い土地だと思います。日頃の運動不足の解消にももってこいのコースだったように思います。
これを機に、今年も上田の知られざるいいところをたくさんご紹介していけたらとおもいます( ^)o(^ )
まとめ
いきなりですが、ここ塩尻でも空き家が多くなっているようです。
塩尻だけでなく、日本中の問題ともいえますが…。
いくら立派な家でも人が生活していなければ朽ちていってしまいます。実際かなりガタが来ている建物や、大きな屋敷が立っていたであろう空き地も目にしました。
今の若い人は古い建物に魅力を感じる人も多いように思います。
難しいかもしれませんが、空き家を希望する人に貸し出したり、伝統工芸の工房として利用または観光地として活かせていけたら素敵だなと思います。
たぶん誰もがそう思っていて、実現できないから空き家が増えているのでしょうが、せっかく貴重な建物を有効活用してほしいです。
目指せ第2の飛騨高山!!
ちょっとまとめとはかけ離れてしまいましたが、塩尻の街並みはそれぐらいのポテンシャルがあるように思いました。
そこで生活していないからこそ、見つけられる魅力ってありますよね。
そんな魅力がいっぱい詰まった上田市塩尻へ、ぜひ足を運んでみて下さい。
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