こんにちは( ^ω^ )みと助です。
昨日(2018年3月10日)はまさかの雪に見舞われ、朝っぱらから驚かされました。幸い昨日のうちに雪は解けましたが、まだ時期的に油断できませんね。
今日(2018年3月11日)は打って変わって朝は快晴。徐々に暖かくなり、なんともお出かけ日和です。体を動かしたくてうずうずしてきました。
そこで今回は、幼少期からずっと気になっていた上塩尻の山の中腹にある神社らしき建物に行くことにしました。幼心に「なんであんなところに建物が?」と疑問に思い続けていた場所です。
ドン・キホーテの駐車場から。
今年初のハイキングになりそうな予感!張り切っていきます(*^-^*)
途中地元の方お二人と話しができ、それを参考に目的の場所からもう少し歩き、とても印象深い、楽しい散歩となりました。
今回の全行程と所要時間
塩尻小学校の裏、山沿いの新幹線高架下に登山者用駐車場があります。そこに車を駐車し、スタートです。
駐車場までの道のりは、上田方面から行く場合、18号を坂城方面へ向かいます。
上塩尻の信号機を超えると右手に塩尻小学校が出てきます。この塩尻小学校に沿うように、歩道橋の手前を右折。その道を直進し、突当りを右折。すると下の写真の場所に来ます。
the高架下。ここを左折。
左折後すぐに駐車場に到着。区切られたところ以外に駐車しないようにしましょう。
この駐車場まですごく道が狭いです。そこまで車の往来はないですが、車のすれ違いなどがあるときは注意して運転してくださいね。
今回歩いたのは駐車場→座摩神社→虚空蔵堂→ウドツ沢砂防堰堤・上塩尻神社→北国街道を通り東福寺→駐車場へと戻るコースです。
所要時間は写真を撮ったり地元の方と話をしたり、かなりゆっくり巡って2時間でした。歩くことに集中すれば1時間程で終わるでしょう。
初めて歩く場合は神社の見事な景観や上からの景色・北国街道の街並みや石垣など、実に見どころが多いので自然と時間がかかってしまうかと思います。
信州上田において、柳町以外でこんなにいい風情が残っているんだと実感できる、そんな場所の一つがここ塩尻です。
全3回に渡ってご紹介しますので、少々長くなりますがお付き合いいただければ幸いです。
いよいよスタート。
まず目に入るのは太郎山山系の山々と石垣たち。
20分も歩けば絶景が望める座摩神社。
駐車場からは遮るものがなく、太郎山山系が一望できます。僕はあまり山の名前に詳しくないので、一緒くたに「太郎山」と呼んでしまいますが、じっくり見てみればそれぞれ風貌が異なることに気付きます。
山のとんがってるところそれぞれに名前があるんだろうなあ。
太郎山はどちらかと言えば里山のような印象で、穏やかな山かと勝手に思っていました。しかし、岩肌がむき出しになっているところもありそれぞれ表情があることを実感します。
山と同時に存在感を放つのは幾段もある石垣です。
最初の石垣。何段もある石垣に圧倒されます。ホントに人の力で作ったのだろうか。
あるお宅で、塩尻の石垣のポスターを見たことがありました。その頃から塩尻=石垣の印象を強く持っていました。座摩神社に向かう途中も様々な石垣を見ることができますが、上田市塩尻散歩③で街並みと共に紹介するつもりです。
久しぶりに歩くといろいろな物が新鮮で、目についてしまいなかなか進みません(笑)
植物たちも芽を出し、つぼみがほころび・花を咲かせているものもあります。
最初に目に入ったのは植物についた「朝露」。朝の気持ち良さが一層強まります。
梅のつぼみがほころんでいます。暖かければ数日中には咲きそう!
オオイヌノフグリとこの白いのはなんだっけ?ナズナ?普段気に留めない植物にも目が行くのはハイキングのいいところ。
ヨモギも顔を出しています。これで草餅作ったら美味いだろうなぁ…。
遠くからみていれば茶色い山も、実際歩いてみると徐々に緑が出ていることに気付きます。木々はまだ葉が出ていませんが、新緑の時期が近付いていることを実感します。
さて、ここからは道のりをご紹介。
僕が登ったコースは車の轍があり、地元の方はお祭りの時などには軽トラで座摩神社まで行くとか。道はクネクネしていますが迷うことはないかと思います。
ところどころ見晴らしがいい場所があるので写真を撮ります。ちょうど新幹線が通ったときなんかシャッターチャンスですよ!
スマホにて。新幹線が近づくと迫力の重低音がします。それを合図に連射あるのみ。
途中道がぬかるむ所もあり、ここらへんは滑ってしまうこともありそう。
10分ほど歩くと分かれ道になります。
一瞬どちらか分からなくなりますが、看板がありそうなので安心。
え?ちょっとよく分かんないっす(笑)
うっすら矢印が左を向いているようなので左に行きます。
左に曲がってすぐ、なんと畑があります!日当たりが良さそうではありますが、車がない時代に毎日ここに通うのは、さぞ苦労だったろうなあ。と思いに浸ります。
今も野菜を作っているようです。改めて農家の方の苦労に感謝と感服。
しかし、この畑の近辺の歩道がボコボコしている場所がありました。
何かしらの動物だろうなと考えていましたが、のちに地元の方に話を聞いたらイノシシが地面の虫を食べた跡ではないかと教えてもらいました。
結構そこらじゅうボッコボコになっていました。
動物と人間の知恵比べがここでも繰り広げられているようです。
また、頻繁にイノシシの目撃もあるようなので登るときはご注意ください。
座摩神社に到着!
ちょうど地元の方に話しが聞けてありがたかった。
畑からもう少し上るといよいよ座摩神社が見えてきました。
チラッと座摩神社。ここら辺はコンクリートの道になっています。
到着すると座摩神社の側面が見えます。写真撮った足元が少し盛り上がっていますがこれは…?
正面から。
遠くから見る限り相当デカい建物かと思いましたが、近所の神社と変わらない規模でした。
こちらの神社は養蚕の神様が祀られているそうです。
地元の方もザマ神社と言っていましたが、正しくはザマスリ神社なのか。
ちょうど到着したとき、境内で地元の男性が休憩されており、座摩神社の話しを聞かせてもらいました。
まず、少し前に建て直したということ。
確かに漆喰も綺麗で、建物もところどころ新しいものと古いものが混在しています。
境内から上を見た時の写真。新しい木と古い木の色合いが全然違います。
綺麗な神社でいいですねー、なんて話していたら「寄付が大変だったけどね」と言ってました(笑)一体いくらかかったのでしょう…?
そしてもう一つ、先ほど写真を撮った土が盛り上がっていたところは相撲の土俵であったと分かりました。
分かりにくいですが、手前の2本の木の間辺りがモリっとなってます。
昔は養蚕で栄えたこの辺の地域では相撲の時など、規模の大きいお祭りが開かれていたそうです。先ほど登ってきた道にズラーっと出店があったらしいと聞きました。
現在も座摩神社ではお祭りをやっていますが、ずいぶん昔とは変わったようです。昔の賑やかなお祭り、体験してみたかったです。
地元のおじさん、貴重なお話ありがとうございました!
こちらでは神社も目を惹きますが、上田を一望できる景色も圧巻です。
田んぼが緑に見える。麦が出てきているのかな?
チラッと新幹線が見えるの分かりますか?
千曲公園からの景色も綺麗でしたが、こちらも負けず劣らずいい景色です。
少し歩いてこれが見られるなら頻繁に来たいと思わせてくれます。
この後神社の正面の階段から戻ろうかと思っていましたが、先ほどのおじさんから「ここから少し行ったところに神社みたいな場所があるよ」と教えてもらいました。
急遽そちらまで足を延ばそうということになりました。ここからは次回の記事でご紹介します。
おまけ
座摩神社の近くで奇跡の〇〇発見!
座摩神社から次の虚空蔵堂へ向かう途中足元にこんなものが転がっていました。
繭玉っぽくないかコレ?
実際の蚕の繭玉を見たことがあるのですが、これはひと回り以上大きい。しかも黄色い。
テレビで見たことがあるのですが、天蚕の繭なんじゃないか?なんて勝手に想像しています。
天蚕糸とは
天蚕糸(てんさんし)は、天蚕(ヤママユ)の繭からとった天然の繊維である。
萌黄色の独特の光沢を持ち、絹に比べて軽くて柔らかいのが特徴である。糸の中に空気が入っているために保温性が高い。また、染料を吸着しにくいために濃く染まらない性質を利用して、家蚕糸と混織し後染めすることで濃淡をつけることも行われている。
養蚕の神様が祀られている神社で起きた奇跡。この正体なんなのか気になるー!
では、また次回もよろしくお願いします!
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