こんにちは( ^ω^ )みと助です。
今回は上田市塩尻散歩の2回目です。
(前回はコチラ:上田市塩尻散歩①小さな頃から気になっていた山の中腹にある建物、「座摩(ざますり)神社」)地元の方に話を聞けたことにより、座摩神社からさらに足を延ばすこととなりました。
もし、話しを聞いていなかったら座摩神社と同じぐらい気になっていた、今回のダムっぽいところに行けることもなかったでしょう。一期一会の出会いに感謝です。
今回ご紹介するのは駐車場→座摩神社→虚空蔵堂→ウドツ沢砂防堰堤・上塩尻神社→北国街道を通り東福寺→駐車場の色がついている部分です。
歩く距離は短いですがアップダウンが激しく、道幅も狭いので油断ならない道のりです。しかし、沢もあり目を愉しませてくれる道でもありました。
狭い参道を行くと小さい祠のような建物が。
沢を横切ったり、岩がゴロゴロしていたり
意外とハード?
座摩神社でお話を伺ったおじさんから、近くに神社のような建物があると教えていただき歩いてみることにしました。虚空蔵山を目指す途中にあるとのことでした。
座摩神社から向かって左に行くと案内看板が。
ここから虚空蔵山を目指すには「兎峰を通るコース」か「大沢コース」があります。僕らが行く虚空蔵堂は「大沢コース」方面にあります。ですので、白い看板が指し示す左側に進んでいきます。
この辺で天蚕の繭玉らしきもの発見しました。
先ほどまでは車が通れるほどの道を歩いていたので、ずいぶん狭く感じました。でもこの辺までは人が歩いた跡があるので安心して歩いて行けます。
歩き始めるとだんだん沢に向かって下っていきます。ブラタモリ的に言えば、水が侵食した地形なんだと思います。
ちなみにこの山、クマが出たこともあるようです。
上塩尻の信号機辺りまでクマが歩いて行ったこともあるとか。
クマが出る時期は気を付けて、それなりの装備をしていきましょう!
少し歩けば沢にたどり着きます。
めっちゃ人工的。しかしいい感じの沢。
ちょろちょろと水が出ています。下に行くほどそれなりに水量がありました。前日に雪や雨が降ったからかもしれません。
イワナがいればいいのになぁ…と思いましたが、この沢に魚はいないとのこと。のちに聞いた話ではサンショウウオがいるとのこと。「山登りで疲れたらサンショウウオを捕まえて丸のみしていたよー」という強者の話を聞きました(笑)
ここを横切ったら登り道になります。
岩がゴロゴロ!もともとこっちが沢だったんじゃないかというような道。
なんとなく川底だったように岩が並んでいました。結構ぐらぐらしているので歩くときは気を付けないといけません。ていうか、先に看板が見えなければ歩く気にならないようなところです(笑)岩ゴロゴロだし、急坂です。
これが看板。しかし示してある道は落ち葉でほぼ道の役割をなしていません。
もうすぐ虚空蔵堂に着けそうです。
見えました!階段はガタガタですが整備されています。
到着!結構小さい建物ですが、道のりがそれなりなのでありがたみが倍増します。
座摩神社から10分程度で到着です。
よくぞこんなところに建てたものだと感心します。
当然お参りをしましたが、鐘を鳴らそうと思ったら結構なヒビが入っていました。優しく丁寧に扱ってください。
この建物については説明書きが見当たらず、どういった謂れがあるのかは不明でした。今後調べたら記事にしていきたいと思います。
水もないのにダム?
下から見て座摩神社と共に気になっていた所へ。
そして上塩尻神社。
お参りを済ませ階段を降りていくと、また地元の方とお話しすることができました。
先ほどの看板の「ケムリの城」が気になったので聞いてみたところ、結構遠くのようでした。気になるものの、コチラは別の機会にすることにしました。
また、この先の「上塩尻神社」までの道のりを聞くこともできました。
矢印の方向が落ち葉だらけで歩いていけるのか不安だったので、とても心強い情報となりました。
これがその道。左に見えるのが話を聞いた方。颯爽と歩かれて行きました。
ここから先は落ち葉だらけ。人が踏みしめたような跡は見えません。
知らなければ不安ですが、話しを聞いているので自信をもって進みます。こうなれば落ち葉は絶好のクッションで、気持ちいい感触を踏みしめながら歩いていきます。
くるぶしまでの靴を履いていますが、見事に埋まります。
眼下に見える沢。やっぱり水が見えるところって気持ちいい。
岩の上から伸びる樹木。岩の間から伸びる笹。生命の力強さと神秘を感じる。
落ち葉と戯れながら歩くこと10分ほどで神社のような建物が見えました。そして振り返れば巨大なダムのような建造物が!
山の中から新旧の文化が目に入るようで、なんだか不思議な感じです。
ドドン!去年までここはブルーシートがかかっていました。
ここ数年気になっていたその場所はウドツ沢砂防堰堤というそうな。
下からどう見てもダムのようだったので、不思議に思っていた物の正体はやはりダムでした。
大きい。正直あまり山の雰囲気になじんでいません。真新しいコンクリートが余計に存在感を放っている感じがします。しかし、このミスマッチがいい。
水がチョロチョロ!砂防ダムの規模間違えてないか(笑)
何となく水の音がしたので看板の裏にちょっとだけ侵入。(先に謝っときますごめんなさい。)
ほんの少しだけ水が流れていました。ダムの大きさと水の量がミスマッチ過ぎて笑ってしまいました。今日のところは危険なさそうでした。
長年の謎がようやく解け、気分晴れ晴れでした。
これも地元のお二人と話を聞けたことから解決できたこと。感謝感謝です。
それではダムの正面の上塩尻神社に向かいます。
ダムから歩いて数秒、目と鼻の先にあります。
初めてなのに裏側から失礼します。彫り物が施された立派なお社が見えます。
正面から。
ここが上塩尻神社。正面からは普通の建物に見えますが、奥に長く裏のお社はかなり立派です。
ここでは秋祭りがあるそうで、時期になると立派な旗が立っています。座摩神社と車でここまでは来られませんので、重たい荷物を持って急階段を登るのは、さぞかし苦労かと思います。実際、役員の時は大変だったというお話も聞けました。
こちらが由来。塩尻に来たのは300年ほど前。なかなか歴史が深いようです。
鳥居。石で出来ており、重厚な作り。
神社の正面玄関はなかなかに急で、昇り降りが大変です。
しかし、ダムと神社のコラボレーションはなかなか楽しめました。
上塩尻神社に行くだけでは運動量としてはイマイチですし、近隣に駐車場はない様子です。
車で訪れる場合、登山者用駐車場から座摩神社とワンセットで見に行くのがいいかもしれませんね。
今回はここまでです。
次回は塩尻散歩の最終回。街並みと石垣を中心にご紹介したいと思います!
また読んでいただけたら幸いです。
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