腸閉塞闘病記①:腸閉塞になった原因と手術適応となった理由。(うえだんじょん番外編)

こんにちは( ^ω^ )みと助です。

普段は長野県上田市と近郊の魅力を紹介しているブログ【うえだんじょん】ですが、

平成30年1月10日に僕自身が、腹腔鏡下腸閉塞手術を受けることになったので、

そのことについて記していこう思います。

本来のブログの内容から逸脱してしまいますが、

同じ苦しみを持ちながら生活している人に、少しでも参考にしてもらえればと思い記していきます。

 

 

僕は現在30代前半です。5年ほど前から腸閉塞を発症するようになりました。

腸閉塞を持っていると「食事量や食べるものに気を使う」、「好きなものが食べられなくなった」、「生活リズムを整えるために遊ぶことを我慢する」などの苦労がある方も多いと思います。しかし、そこまで気を遣ってなお、腸閉塞になってしまうのではないか?という不安の中、日々生活しています。

 

 

そしてひとたび発症すると、強烈な腹痛・嘔吐・発熱等の症状が数日続き、症状がひどければ入院となり、鼻からイレウス管を入れて数週間の生活を余儀なくされます。

 

 

改善のための最終手段は手術です。しかし、手術を行えば「癒着」が起こり新たな腸閉塞を引き起こすきっかけにもなってしまいます。そのため完全な治療方法ではないため、手術に踏み出せない。

 

「今の状態を維持して生きていくのか?」

「新たな腸閉塞を起こすリスクを承知で手術するのか?」

 

人生において、非常に大きな決断をしなくてはいけない時が来るかもしれません。

僕は後者を選びました。

同様の決断をしなくてはならない時、この記事を参考の一つにしてもらえれば幸いです。

 

 

 

自分が腸閉塞になった原因

「悩んでも解決しない黒子社員悩んでも解決しない黒子社員」[モデル:鈴木秀]のフリー写真素材を拡大

僕は「癒着性腸閉塞」です。開腹手術を行ったことにより、小腸に癒着が起こり腸閉塞を引き起こしています。

 

 

開腹手術を行う原因となった疾患は「尿膜管遺残症」というものです。

尿膜管とはへその緒と膀胱をつなぐ管のこと。本来自然と退化するものが残り、そこが感染を起こしてしまうものです。僕の場合はへそから膿が出てきて、それなりに痛みがありました。その尿膜管を取り除くために、へその横辺りから下腹部にかけて15センチ程度開腹した傷が残っています。

数年前、フィギュアスケートの羽生結弦選手が発症したものと同じです。自慢ではないですが、僕の方が先に発症しています(笑)

今回手術を施術する医師に「この病気で腸閉塞になってるのは初めて診た」と言われてしまいました…。残念に思いますが、こればかりは仕方がないと諦めています。

 

 

 

腸閉塞の発症と手術までの経緯

「内臓がないのに腹痛ポーズ(ハロウィン)内臓がないのに腹痛ポーズ(ハロウィン)」[モデル:大川竜弥]のフリー写真素材を拡大

初めての発症は手術から2年ほど経った頃。

海釣りをしていた時、腹部に経験したことのない激痛が走りました。振り返ると寒い中で夜通し釣りをし、消化に悪いものを深夜に食べていたことが原因だったように思います。

何とか2時間弱運転して帰宅。胃薬を飲んだら嘔吐。痛みと嘔吐で過呼吸となり、人生初の救急搬送となりました。しかし、この時は「急性胃腸炎」と診断を受け、一泊でそこそこ元気になったので退院となりました。

 

 

その後も原因不明の腹痛は続きます。全力で運動した後食べすぎた次の日などに発症していたのですが、起きても1年に1~2回程度だったので、全力の運動は控える程度で気にしないでいました。

 

 

腸閉塞と分かったのは初めての発症から2年後。腹痛で診療所を受診したら「盲腸炎の疑い」で大きめの病院へ行き、そこで発覚。1週間の入院となりました。

その後は服薬(大建中湯・カマ)も開始し、食事にも気を付けていたのですが、たびたび発症しています。

 

 

僕の腸閉塞はいずれもそこまで重くなかったように思います。丸1日ほど絶飲食でいれば、次の日には便が出るようになります。便が出るようになってからポカリを飲み始め、次の日辺りからお粥を食べるといった具合で、勝手に自宅療養していました。

もちろん褒められることでないことは承知の上でした。でも、毎回入院していたのでは、あまりに職場に申し訳ない。腸閉塞を持っていると、こんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。

 

 

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目次

いよいよ医師から手術の勧めが。

しかし、2017年の9月から毎月発症するようになってしまいました。

僕は身長は180センチ以上あるのですが、体重は55キロ以下まで減少。

診療所で、手術適応になるか診てもらった方がいいということになり、地域で最も大きいA病院に紹介されました。

 

 

A病院の外科外来では、「ここまで頻発しているのであれば手術したほうがいいだろう」との見解。僕自身これ以上予防しようがないと考えていたので、手術を決断しました。

手術については個人的な理由もあり、B病院を紹介してもらい、そちらで手術を受けるといった運びとなりました。

 

 

 

まとめ

僕が手術適応になった理由は、

腸閉塞が月に1回と頻発し、大きく健康を害していたこと。

 

リスクの説明を受け、それでもどうにかしてほしいという思いが上回りました

そして、そのリスクをなるべく抑えるために腹腔鏡手術を受けられる病院を選択しています。

ただし、腹腔鏡手術にも開腹手術とは違うリスクがあると説明を受けました。

それについては次回の記事で紹介していきます。

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