こんにちは( ^ω^ )みと助です。
首を長~~くして待っていたはずのゴールデンウィークもあっという間にか終わってしまい、いつもの日常に戻っています。休みボケがいつ抜けるのか不安になる今日この頃。
ゴールデンウィーク自体はいい天気に恵まれ、堪能できた方も多いのではないでしょうか。
僕も最終日の5月6日は東御市の「湯の丸高原 池の平湿原」を歩いてきました。
僕はアウトドアは大好きですが、登山は苦手。しかしここ「湯の丸高原 池の平湿原」は車で駐車場まで行ってしまえば、手軽に高山植物を見ることができます。
今回は植物には少し早い今の時期に、景色を楽しみに見晴岳を目指しました。
池の平湿原駐車場までの楽しみは地蔵峠。
100体の地蔵を見つけながらたどり着けるか!?
(車酔い注意)
「湯の丸高原 池の平湿原」までは上田から車で1時間ぐらい。
かなりの山道を短時間で登るので耳が聞こえなくなります(笑)なんせ標高差1000メートルを20分ぐらいで登っていくんです。
この峠は地蔵峠。名前の通り、沿道にはたくさんのお地蔵さまが現れます。
その数頂上まで100体。
記念すべき1体目。下手すると1体目を見つけるのが難しい。
ドライブが暇なお子さんもお地蔵様を見つけながら山頂まで行けば、絶対楽しんでくれます。
僕も今回は絶対100体見つけるつもりでスタート!しかし。
6体目を見逃して早々にミッションクリアならず(笑)
実は100体全て見つけるのってかなり難しいです!藪の中や少し高いところのにあったりして、どうしても見逃してしまいます。
悔しいですが、ところどころ見逃しながら先へ進みます。
さて、山頂付近へ行くと様々な建物が見え始めます。湯の丸高原に到着しますが、我々が目指すのは池の平。建物の手前を右折し、更に上を目指します。
ここからは少し細い道になりますが、もう少し行くとと池の平湿原駐車場に到着です。
駐車場は有料ですので、前払いで500円払い入場します。
駐車場にいるおじさま方は皆さん親切ですので、始めて行った方はいろいろ聞けるので安心ですよ!
さて、いよいよ登山スタートです。
絶対見晴らしがいい「見晴岳」を目指す。
スタート直後からすでに見晴らしがいいコース。
果たして「見晴岳」で感動できるのか?
今回歩いたコースは以下の写真の通り。
字が消えてしまっていますが、こまくさ歩道を通り見晴岳へ。そこから三方ヶ峰を経由し、鏡池を横目に木道から駐車場へ戻ります。
少しづつ休憩をとりながら、全行程ちょうど2時間の山歩きとなりました。
運動不足の僕でも全く疲労することなく歩ける、超初心者コースといえます。
こまくさ歩道での見どころとなるのが「雷の丘」「雲上の丘広場」「ピグミーの森」そして「見晴岳」です。
さっそくスタートしていきます。
スタート地点。
少し歩いただけでもういい景色。さすが標高2000m。
更に歩を進めると一層向こうまで見えるようになります。すると山の向こうに日本人なら誰でも知っている山が見えました。
富士山です。
多少霞んではいるものの、数日前に雨が降った影響で遠くまで見えるようです。
まるで間違い探しのように富士山があります。分かりますか?
日本一の山を見て気分よく歩き、「雷の丘」に到着しました。
眼下に池の平が見えます。
雷の丘というだけあって雷にいわれがある場所なのでしょう。
天候が悪いときは縁起が悪い名前ですが、天気がいいときは景色が楽しめる天国に変わりますね。
もう少し進むと今回の行程の最高地点に当たる「雲上の丘広場」に出ます。
岩が敷き詰められ山頂の雰囲気を醸し出しています。
池の平の全貌が一望できるロケーションも素晴らしいのですが、感動したのはその背中側。
雪をかぶったアルプスが見えます。
今までは草木が鬱蒼としていて見えなかった方向がよく見えます。
街を見下ろすことはできませんが、幾重にも山が重なった景色には息を飲みます。
当日、連休の最終日ということもありそれほど人は多くなかったですが、ここでは何組もの人が足を止めて景色を眺めていました。
少し景色を愉しんだら先を目指します。
次は地図で見ると「ピグミーの森」という場所に出るようです。
今まで森っぽい雰囲気はなかったですが、ピグミーの森と言われる場所だけは別世界のようでした。
樹の密度や種類、生え方や苔の量、木陰が作り出す涼しさなど、今まで歩いてきた道とは一線を画す雰囲気です。
ピグミーの森とはコンゴ民主共和国のピグミー族を意識したネーミングになっているのでしょうか?いずれにしても先住民族や〇ーみん辺りが出てきても不思議でない場所でした。
森林浴が楽しめます。
さて、スタートしてから30分。見どころが多い道のりでしたが、いよいよ目的地である「見晴岳」に到着です。
the山頂といった雰囲気。
さすが見晴岳。名に恥じない圧倒的な見ごたえです。
僕みたいな表現が稚拙な人間は「わー…。」しか言えません(笑)
果たしてどこまでの街が見えているのかさっぱりわからないぐらい足元には街が見えます。
この景色。この満足感。
なるほど、登山にハマる人の気持ちの片鱗が分かった気がします。
景色が綺麗なのはここだけじゃありません。少し移動するとまた違った場所まで見ることができます。
虎刈りっぽい山の向こうは上田でしょうか?
足元は赤土のようになって、岩も小さくなります。
また違った街並みが広がり、方向的には上田が見えているのではないかと思われます。
つくづく山に守られているように街ができている印象を受けます。
海抜0メートルに行き釣りをしていることが多い僕にとって、この景色はとても雄大で圧倒的な力を感じました。
どこかで聞いたような表現になってしまいますが、自分のちっぽけさ・自然のありがたみを大いに感じ取ることができました。
次なる目的地は三方ヶ峰!なんですが…
今回唯一の花を発見!
さあ!いいもんを見た勢いで「三方ヶ峰」を目指します。
歩き始めるとすぐに今回唯一の花となるミネザクラが咲いていました。
ソメイヨシノなどと比べてしまうと派手さはありませんが、厳しい自然に耐えて咲いていることを思うと、ありがたみを感じます。思わず手を合わせたくなるようです。
他にも花を見ることはできませんでしたが、植物の息吹を感じるものが数多くありました。
まだまだ硬いシャクナゲのつぼみ。
松?杉?10センチほど芽を出しています。この中のいくつかは大木になるのでしょうか。
雪の中からとんでもないトゲトゲの木が。超強力なタラの木のよう。
なにかしらの昆虫。
特にシャクナゲは鮮やかな花をつけるので、咲くころにもう一度訪れたいです。
高原はまだ春になりきっていませんが、確実に季節は進んでいるようです。
足元の植物を見ながら30分ほど歩いて、三方ヶ峰に到着です。
ここで一つ抱いた正直な気持ちなのですが、
見晴岳を見た後だと物足りない…。
十分素晴らしい景色なのですが、順番を間違えました。一番の感動は後に取っておかないと残念に感じてしまいます( ;∀;)僕はエビフライは最後まで取っておく派なのです。
しかし、あとにこちらに来て良かった点も当然あります。
三方ヶ峰には多くのベンチがあり、絶好の休息ポイントなのです。
ベンチが乱立。ありがたし。
時期になればこまくさを見ながら休憩ができます。
芋けんぴと水分を補給してにゴールを目指します。
ここからは湿原に出て木道を歩き、駐車場に戻ります。
険しい道のりはなく、今までの行程を考えれば楽々歩けてしまいます。
池の平からさっきまで歩いていた場所を見上げる。
結構歩いたことを実感。
そして、無事戻ってくることができました。
駐車場ではおじさまの「お気をつけて!」の元気な声を背に、上田への帰路へ着きました。
まとめ
冒頭でも述べました通り、初心者でも無理なく楽しむことができる最適な場所だと思います。
また、2000mの標高で3000m級の植物を見ることができる貴重な場所でもあるようです。
これから夏にかけてどんどん彩り豊かに変貌を遂げる「湯の丸高原 池の平」。
やることがない休日に、気軽に訪れているのもいいかもしれませんね。
おまけ
山を登れば腹が減ります。ぺっこぺこです。
下山後の楽しみは食事。
かつ丼からの…
びーーーーる!!(昼間なので生小)
美味しいビールのために登るのもありだな。と、違う角度から登山好きになりそうです。
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